中条の歌と踊り

中条には古くから伝わるすばらしい歌や踊りがあります。
その中から「天神囃子」、「八幡の森」、「大の坂」をご紹介します。

※  「大の坂」は中条に古くから伝承されている「盆踊り、唱」であり、その由来はたしかではありませんが念仏踊りの流れをくむも のと言われています。

一説には江戸時代の中期、越後縮の問屋筋の人が京阪神地方から習い覚え伝播したものとも言われています。

そ の歌詞は格調高く、その踊りは優雅です。

昭和56年に「大の坂保存会」が設立され、活動を続けています。

〈本唄〉

音頭   極楽(ごーくーらーく)の極楽(ごくーらーく)の

斉唱   ヨイヤーラサー ヨイヤーラサー

音頭   前(まーえ)の榎(えのーき)に何(なにー)がーなるー

斉唱   ヨイヤーラサー ヨイヤーラサー

音頭   南無阿弥陀仏(なむーあみーだぶーつ)のー

御生(ごしょう)の実がなる

斉唱   ヨイトホニショー

ナーモセンガラヤレ コレガサノサー

〈後唄〉

音頭  エヤー大(だい)の坂(さーか) ヤエーエーエーホホイ

シャホウ ツカノーヤー 七夜(ななよ) も

通(かーよー)たよサーエ

斉唱  シャーホホイ ノーヤレシャーアー

ノーシャーホホイ シャハレ

シャーァーホホイ シャーホホイ

中条の歌と踊り

※  魚沼地方で唄い継がれている唄で、宴席の最後の方で唄われます。

節回しは天神囃子と同じです。

音頭  八幡の森に

斉唱  宿とれば

音頭  宿とれば

斉唱  ヤレ宵にゃ鐘が鳴る 夜明けに

音頭  森の巣がらす

斉唱  鐘が鳴る 夜明けに

音頭  森の巣がらす

※  天神囃子は魚沼地方で古くから唄い継がれている祝唄です。

天神囃子が唄われるまでは席を立ってはならないとされています。

音頭  めでたいものには

斉唱  大根種

音頭  大根種

斉唱  ヤレ花が咲き揃うて 実のやれば

音頭  俵かさなる

斉唱  咲き揃うて 実のやれば

音頭  俵かさなる