第7回 縄文川柳大会

令和二年九月十二日 於 笹山縄文館

多数の応募ありがとうございました。一般、ジュニアの部併せて1,615句もの応募をいただきました。下記の通り入賞作品を発表いたします。

▼一般の部     選者 村越 勇気
課題 「季節」
 <縄文大賞>
  蛍千匹狂う季節を見届けよ
塩田 悦子(新潟県阿賀野市)
 <準賞>
  母の手に冬には冬の水加減
宮沢 和子(長野県千曲市)
  スカーフいちまい冬の長さを巻いてゆく
菅井 幸子(香川県高松市)
  鉢植えに春を残して逝った母
田村 鉄治(新潟県燕市)
  人形のかたちでねむる冬仏
菅原 孝之助(新潟県新潟市)
  九十四の母の手をとる夏樹海
大谷晋一郎(香川県高松市)
 <特別・最高齢賞>
  これコロナ名月さまだ頭が高い
夏井 誠治(新潟県新潟市 94歳)

 <選者吟>
  八月は祈りの月よ叔父叔母よ

▼ジュニアの部   選者 中澤 光路
課題 「季節」
 <最優秀賞>
  夏の夜縄文の火が燃えあがる
田村 陽(中条小六年)
 <優秀賞>
  水面にぽつりとおちるもみじの葉
樋口 響(中条小三年)
  季節の変わり目僕はかぜをひく
渡邉 清(中里中一年)
  春の風赤い風船もってゆく
横尾 夏稀(松代小五年)
  鉛筆を入道雲に投げつける
佐藤 菜穂(吉田中三年)
  季節風自然のめぐみをありがとう
板橋 岳隆(西小六年)

 <選者吟>
  過ぎ去りし日々をたためば四季の彩

 ※第八回縄文川柳大会 作品募集中