岡田龍松(おかだりゅうまつ) (1839~1913)

中魚沼郡中条村の政治家。政治家の他に絵(南画)でも有名。雅号(がごう)を耕雲(こううん)と称した。
長岡藩士に剣術や兵法を習い、江戸千葉剣術道場で鍛えて北辰一刀流の免許皆伝者となる。その後は強い剣士を探して武者修行の旅に出る。武芸の傍で絵(南画)も学ぶ。

明治になると、新潟県第十二大区小十区長となり、中魚沼郡長にもなる。中条村長、県議会議員を務め、明治31年には郡内初の衆議院議員に当選した。

よく勉強をして家もしっかり導き、地域でも屈指の富豪となった。お年寄りを大切にして、園遊会を開催するなどの数々の善行が伝えられている。