岡田紅陽(おかだこうよう) (1895~1972)

富士山を生涯かけて撮り続けた世界的写真家。早稲田大学法律学科へ在学中に友人のカメラで初めて富士山の写真を撮ったのが写真との初めての出会い。
その後は東京府の専属写真師となり、関東大震災の記録写真を撮る。
富士山や日本の景勝地の写真を外務省から頼まれ、写真で世界中に日本の美しいイメージを広めた。単なる風景写真にとどまらない心の原風景ともいえるその写真は世界中の人々を感動させ、イギリスではナイトの称号を受けている。

雲は富士を夢にあそばせ、ロマンにみちびき、

富士は雲によって目醒め、雲によって眠る。

1938年(昭和13年)発行の五十銭紙幣(小額政府紙幣)や、五千円紙幣D号券、千円紙幣E号券に、撮影した富士山をもとにした図案が採用された。

(国立印刷局のページ)  https://www.npb.go.jp/product_service/intro/kihon.html

また、山梨県の忍野村に岡田紅陽写真美術館がある。